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一期一会を確率で表すと

一期一会を確率で表すと

「一期一会」って本当に大切ナンデス。

何となく「一期一会」ってなんとなく大切なことだとわかっていますが、漠然と
でなくこう考えてみたらもっと実感できるのでは?

日本で誰かとだれかが出会う確率は?

『0.00000000000000006%』

人との出会いって、なんでもない事として過ごしているけど一人ひとりが
「奇跡」のようにめぐり合っているんだと考えると、とても素敵に感じます。

今あなたが話している誰かと会えた事は奇跡。
誰かと友人となれた事も奇跡。
嫌いな人と会ってしまった事も奇跡。
あなたが好きな人と会えた事も奇跡。
あなたの恋人と巡り会えた事も奇跡。

こんな風に思うと、
今あなたの周りに居る人は全員大切なものになりませんか?

どんな出会いも奇跡なんです。

まさに「一期一会」なんですね。

「一期一会」ってどんな意味?
あなたは「一期一会」 をどのように解釈していますか?
広辞苑を紐解くと、「生涯ただ一度まみえること。
一生に一度限りであること。」と書いてありますね。語源は茶の湯の言葉で千利休が説いた心得にあるといわれています。
要は、「一生に一度の出逢いを大切にするべき」という意味で、
出逢う人とは必ず別れる時がきて、今後もう二度と逢えないかもしれない。
だからこそ「出逢った人との時間を大切にすべきである」ということでしょう。
多くの人がこのように解釈しているのではないでしょうか。
しかし、この言葉の本当の意味は少しニュアンスが異なります。それは、あの江戸幕府の大老であった井伊直助にさかのぼりますが、茶人でもあった
彼は、自身の著書『茶湯一会集』にてこのように、述べているそうです。
「そもそも茶湯の交会は一期一会といひて、たとえば、幾度おなじ主客交会するとも、
今日の会にふたたびかへらざる事を思へば、実に我一世一度の会なり、去るにより、
主人は万事に心を配り、いささかも粗末なきやう 〔中略〕 実意を以て交わるべきなり、
是を一期一会といふ」
つまりは、『何度も同じ人と茶会で同席することがあるとしても、この茶会は一生に
その日ただ一度のこと。
二度と同じ時に戻ることはできないのだから心を尽くしてもてなさなければならない』
ということですね。

つまり現在に当てはめると、

『毎日顔を合わせる友人や家族や仕事仲間であっても、言葉を交わすその一瞬
一瞬は「一期一会」である。
相手を思いやり、出逢えたことに感謝をしなさい。

というような意味になると思います。

普段私たちは近所の人とか仕事仲間とか同じ人に何度も出逢っていますが、
よくよく考えてみると、その時その時の出逢いは一度だけで、2度と同じ機会
が戻ってくることはないという意味合いになるかと思います。
何度出逢いを重ねても、やはり毎回が「一期一会」なんですね。

奇しくも中学校卒業式の寄せ書きに自身書いた、「その日その時を大切に」と
いうことばが思い出されます。

「今を楽しみ今を生きる!会話を楽しむ!充実した人生也や」

 

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